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姉の花子と兄の太郎も気になるが、やっぱり次郎(と、まーまの)物語

  • 執筆者の写真: medicaproject 医療福祉ライター今村美
    medicaproject 医療福祉ライター今村美
  • 2月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月18日

介護事業を営む熊本の母の高橋さんに、山梨の母・ギャラリーナノリウムののぞみさん、そして対話の会を開催する長崎のひよこさん。


もちろん、イエスかはいか喜んでと言えば、ともっちこと山下智子。


筆頭は、この本の主人公。


この人に声をかけられたら、よっぽどのことがない限りイエス。

迷わず行ってみる、やってみる、という人たちが、私には何人かいる。


そのうちの一人、ひよこさんが博多中洲にある「昼スナ 役にたたなくてもいい場所」でママをやるという。


ゲストには、しゃべれないスタンダップコメディアン白石次郎さん&まーまのよしこさん。


ひよこさんがこの人たちに会わせたいというからには、きっとおもしろいに違いない。

もちろん行くに決まっている。


それにしても、しゃべれないのにスタンダップコメディアンってなんだ??と思っていたらば、だれよりも雄弁な次郎さん。


IQ18の次郎さんには、重度の知的障害がある。


まーま曰く、「スマフォのギガ数に例えると容量がない分、次郎の頭には好きなことしか入っていない」。

お金が好き、おいしいものが好き、楽しいことが好き。

無駄がねぇ!んである。


次郎さんが発する言葉は主に「あ!」や「アウト!」と限られているけれど、少ない発語でこんなにも饒舌に人は語ることができるんかと、目から鱗。

てか、なんなん、その「アウト!」の絶妙さは。

タイミングがえげつないわ。ツッコミの天才か! まーまに語ってほしいこと、語ってほしくないこと。

次郎さんは自分の意志をしっかりきっかり伝える。

そして、まーまとのやりとりは自然と笑いを誘う。


まーまと次郎さん、そしてひよこさんの後ろ頭…


障害者を笑うなんて、通常は良心が咎める。

が、次郎さんはコメディアンである。

コメディアンは笑いをとってなんぼ。

観客は、思わず手放しでこころから笑ってしまう。


小学生になった次郎さんは、宿題をもらえなかった。

でもみんなと同じように、宿題がほしかった。

まーまが先生に直談判し、念願の宿題が出た。

すると、次郎さんが発したひと言は、「あ〜あ」。

そう、みんなみたいに、宿題をもらって、ため息をつきたかったのだ。

宿題をもらって、「あ〜あ」という権利。


まーまは言う。

「次郎は『次郎という仕事』をしている」



昼スナのフィッシュママすら、ネタに巻き込む次郎さん。おそるべし。


ほんとうに昨日はどんだけ笑わせられたことか。


スタンダップコメディという、権力者や社会への風刺をピリッと担ってきた歴史を持つ表現スタイルは、次郎さんとまーまにピッタリ。


あの空気感、あのおもしろさは、YouTubeでも伝わるには伝わるだろうけれども、圧倒的にリアル。リアルで体験してほしい。


次郎さんの、天性のコメディアンっぷりをぜひともご堪能あれ!

目下九州を巡業中〜。


出版塾の一つ上の先輩を誘って。同期がつないでくれたご縁。伏線回収と大盛り上がり。


ひよこママにフィッシュママ、なおこさん。楽しかった!

 
 
 

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