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プラネタリウムとウクライナとブックオカとケアと編集。

  • 執筆者の写真: medicaproject 医療福祉ライター今村美
    medicaproject 医療福祉ライター今村美
  • 11月16日
  • 読了時間: 3分

更新日:11月17日

昨日は朝から宗像へ。


プラネタリウムの制作やナレーションをやっている友人の西 香織さんが制作に関わった、「ウクライナの星空」という作品の上演に合わせてやってくるというので鑑賞に。


祖国から日本へと逃れてきたウクライナ人プラネタリウム解説員オレナ・ゼムリヤチェンコさんと夫のミハイロさんによるナレーション。





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香織さんとは一年以上ぶりの再会。うれしい。

ウクライナでは女の子が家族のお守りの人形を手作りするそう。

オレナさん手作りの人形を購入。支援にもなるらしい。




その後、博多へ。


医学書院の各賞総なめの「ケアをひらく」シリーズの編集者白石さんと、介護の世界では知る人ぞ知る「よりあい」の村瀬さんのトークイベント。


大好物✖️大好物。


そんなおふたりの対談がブックオカのイベントの一環として開催されるとあれば行かぬわけにはいかぬ。


自分でも自分をどうしてよいかわからなくて困っちゃってるお年寄りにうっとりしている村瀬さん、(おふたりのお話の中にも出てきた)精神疾患抱えてほとほと困っちゃってる人にうっとりしてる当事者研究で有名なべてるの家の向谷地さん、彼らにうっとりしている白石さん、うっとりしている人にうっとりしてしまう私。


介護や福祉の世界には、大真面目に困っちゃってる人たちに大真面目にうっとりしてしまっている人たちがたくさんいて、そのうっとりしてしまっちゃう人たちが私の大好物。


深刻なことほど深刻になりすぎずにズラす。クスッと思わず笑ってしまう、ズラす眼差し。深刻なシチュエーションでこそユーモア。


たとえば、村瀬さん。夜勤担当の日に全然寝てくれないおばあちゃんがいて困っていましたとさ。


結局ちゃんと寝てくれないまま、よって村瀬さんも仮眠時間が取れないまま朝4時。介護職にとって、おむつ交換やら食事の準備やらで忙しくなる時間帯を迎えてしまったわけです。すると、そのおばあちゃんがうつらうつら居眠り。今度は寝かせてたまるかと寝せないアプローチを始めた村瀬さん(笑)介護のあり方としては非常識かもしれないけど、人間的でおもしろい。


それを朝の申し送りで職員たちにシェアすると、「それでそれで?」と前のめりで申し送りに参加、ある種一体感のあるチームができてくる。結果よいケアができるチームになって、お年寄りも落ち着いてくる。おもしろがるとかユーモアとか、にっちもさっちもいかないところでこそそれができるとスキマができて逃げ場ができてくる。


ケアと編集。

村瀬さんと白石さんのスタンスはとても似ていて、ほどよい脱力感。


企画してくださったブックオカの実行委員の方々にも多謝!な、ほんっとによいイベントでした。


村瀬さんの9月30日に出版されたばかりの新刊。社会学の安立先生との共著。

『介護のドラマツルギー』せっかくなのでサインもいただいちゃいました🥰


イベントとイベントの間の隙間時間には、もちろん本屋をはしご。

つい、ジャケ(装丁)買いしてしまった歌集。

ナナロク社め!

こんな素敵な装丁の、こんな素敵な短歌がこれでもかと集められた美しい本、本屋に置き去りにしたまま帰れないじゃないの。


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今日もまた好きな人たちに会えて、素敵な本も手にいれて、ジュージツの一日。

 
 
 

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