昨日に続き、落合陽一氏の『日本再興戦略』より、リーダー論。
社会構造が非中央集権化するにあたり、求められるリーダー像も、これまでのマッチョで強いリーダー1.0から、リーダー2.0へと変わるという。
リーダー2.0の条件は、3つ。
1つ目は「弱さ」=共感性の高さ。
2つ目は「意思決定の象徴と実務権限の象徴は別でいい」=つまり何でも一人でできるリーダーである必要がない。
3つ目は「後継者ではなく後発を育てる」=「自分の後を継ぐ人ではなく、新しいジャンルや会社を新しくつくっていくような人材を育てられる」。
「リーダー2.0はバンド」とした上で、
「リーダー2.0に大切なのは愛されることです。カリスマというと憧れみたいな感じなので近寄りがたい。愛されるのはもっと貴重で、「この人が地球上からいなくなってしまったら、寂しい」という感情です。 愛されるためには、「自分は何でもできる」と言ってはいけません。つまり、偏りのある人、ある分野にとても才能があるけれども、全然だめなところもあるような人のほうが周囲が手を差し伸べやすいですし、バンドとしてもうまくいきやすい」
と続く。 これを読んでいてまっさきに思い出したのが、目下おっかけをしている(主な取材対象である)藤沢市の『ぐるんとびー』、代表の菅原さん。
まさにリーダー2.0!(←※むっちゃほめてます)
菅原さんがリーダー2.0的であるだけでなく、ぐるんとびー周辺では、大企業の社員やベンチャーの経営者が社外取締役として関わっているとか、『日本再興戦略』に書かれているようなことが実際に起きていて、親和性が高いなぁと読みながら始終ぐるんとびーのことを思い出していた。
リーダー2.0が代表を務めるぐるんとびー、これからの展開がますます楽しみすぎる!