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執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

死ぬまでにしたい10のこと。

更新日:2021年6月23日


検診って、引っかかってしまうとやはり心のどこかに不安は棲み着くもので。

乳がん検診で引っかかって、経過観察中のしこりちゃんが、悪さするやつか否かの再検診の時期が近いからか、もし自分の人生があまり長くないんだとしたら、何やるかを夢うつつに考えていることにふと気が付いた。

そうしたら、昨夜は23時過ぎの就寝だったのに、3時に目が冴えてしまった(-_-;)

といってもいつも4時には起きているわけだから、たかだか1時間の誤差だけれども。

で、夢うつつに、一番考えていたことは、娘ちゃんといかに時間を過ごして、何を伝えておくか、だった。

ムスコの妊娠がわかったとき、まず心配したのは、「こんなに娘が可愛くて、ふたりめを可愛いと思えるかしら」だったけれど、この心配はまったくの杞憂で、実際に生まれてきたら、可愛くて仕方がない(笑)ムスコLOVE全開と思っていたのに、ムスコのことはあまり浮かばない(笑)

実際は、幼いいまのうちだけかもしれないけれど、自由奔放なムスコは、自分で自分の道を勝手に切り開いていくたくましさを持っているような気がするからだろう。

ムスコに何を伝えておくかは、「他人様の力も必要の際には頼ることもあろうけれど、迷惑かけるにしても誠実さは欠くな」とか、そんなこと程度。

翻って、娘には普段小言を言ってばかりなのに、私がいかに彼女を愛しているかはしっかり伝えておかなくっちゃ、とか、彼女が人生で困った時にというか私の不在を悲しんだ時に、前を向いていけるようなことを伝えておかなくっちゃ、それってなんだ? とか、ぐるぐると思考が巡る。

この仕事はやっておきたいとかそういうのももちろんあるし、それが一番に来るような気がしていたのに、何よりも、誰よりも、娘のことで、自分でもへぇーっと思う。

でも、そこまで意外な気もしない。

医療や介護のことも、ミライをよりよいほうに変えたいという思いも、すべては娘がこれから生きていく人生が、彼女にとってやさしくてアカルイものであってほしいというのが大元にあるような気がするし、なにもせずにアカルクナイミライがやってくるのをただ傍観しているだけの母親だと思われるのもイヤよねぇというのも原動力になっている。

ついでに、死ぬまでにしたい10のこと。

順番は優先順位では特になし。思いつくまま。

1.娘(ついでにムスコも)にいかに愛しているかをとことん伝える。

2.イギリスへ行って、お世話になったLeveritt ファミリーに会う。

3.読みたい本を両脇に積み上げてひたすら読む。

4.桟敷席で歌舞伎を観る。

5. 観たい芝居を片っ端から観る。

6.  夫と1週間の旅行をする。母の還暦祝いに行ったハワイを再訪。

7.アカルイミライへつなげるための本を出版する。

8. 大事な友人たちと片っ端から会って、語り尽くす。

9. ゆうちゃんと『愛がなくても生きていけます』に掲載されている現存する店を制覇する(約束を果たす)。

10.両親と妹に感謝の気持ち(とこれまで散々迷惑をかけてきたことの謝罪(-_-;)を伝える。

仕事のことがなくてビックリー(笑)10じゃ足りない。というか、仕事は短期間で達成できないから、10となると自然と除外されてしまう(-_-;)。

あと半年くらいの想定だとこのリストだけど、あと10年あるとなったら、まったく様子が変わって、半分は仕事のことになるな。多分。

と、ひょんなことから自分の人生にとって大事なことや優先順位を再確認したひととき。たまには、こういう時間も大事なのかも。

もっとも、まだまだやりたいこと満載だから、神様だか仏様だか、そこんとこよろしくお願いします(ガチで)!

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