夜中に目が覚めてしまったので、眠る努力は早々に放棄して、面白法人カヤックCEO柳澤大輔さんの『リビング・シフト』。
ぐるんとびーが登場することは知っていたものの、まさかの地元八女が登場!この10年くらいの八女の変化は帰省するたびに肌に感じていたことだけれど、「まちのコイン」プロジェクト。おもしろそうすぎる。これ、あの人関わってるんだろうな、多分あの人も、と顔が浮かんでなおのことワクワクしちまいましたよ。
ここのところの嵐を過ぎ去ってみれば、これがこうなって、で、ここに落ち着くの?!みたいな不思議な現象もあり。自分でもわけわかめだった仕事のミスも、ミスをしなければこれまで通りのチームでいったと思われたところを、ずーっとオファーし続けて、でもタイミングが合わずに断られていたデザイナーと、お互いの環境かつ心境変化があいまって、タッグを組めることになるという不思議なめぐりあわせに帰結。
で、何が言いたいかと言うと、歌舞伎とかお金がかかるようなもんばっかり好きな割にはお金に興味がなさ過ぎて、仕事もお金を稼ぐって大事よね、と頭ではわかっていても、結局のところ、「この人と働きたい」「この人たちのために働きたい」「あなた方の熱い想い受け取りました!」みたいな仕事に俄然ワクワクするわけで、「何を」するかも大事だけど、割と「誰と」するかなんだよなぁということを、改めてこの本を読んで再認識した次第。
大学院時代から付き合っていた夫が就職した先が山梨だったというだけだけど、メインは山梨で、たまに東京に足を運んだり、好きなところに飛んで取材活動したりしつつ、プロジェクトごとに一緒に仕事をしたいと思える人たちと仕事をし、気が向いたら近所の山に登るという現在のライフスタイルは、結構新世代の生き方になってんじゃないかしら。
腑に落ちるところしかない一冊でした。
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