top of page
  • 執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

面白法人カヤックCEO 柳澤大輔著『リビング・シフト 面白法人カヤックが考える未来』




夜中に目が覚めてしまったので、眠る努力は早々に放棄して、面白法人カヤックCEO柳澤大輔さんの『リビング・シフト』。

ぐるんとびーが登場することは知っていたものの、まさかの地元八女が登場!この10年くらいの八女の変化は帰省するたびに肌に感じていたことだけれど、「まちのコイン」プロジェクト。おもしろそうすぎる。これ、あの人関わってるんだろうな、多分あの人も、と顔が浮かんでなおのことワクワクしちまいましたよ。


ここのところの嵐を過ぎ去ってみれば、これがこうなって、で、ここに落ち着くの?!みたいな不思議な現象もあり。自分でもわけわかめだった仕事のミスも、ミスをしなければこれまで通りのチームでいったと思われたところを、ずーっとオファーし続けて、でもタイミングが合わずに断られていたデザイナーと、お互いの環境かつ心境変化があいまって、タッグを組めることになるという不思議なめぐりあわせに帰結。

で、何が言いたいかと言うと、歌舞伎とかお金がかかるようなもんばっかり好きな割にはお金に興味がなさ過ぎて、仕事もお金を稼ぐって大事よね、と頭ではわかっていても、結局のところ、「この人と働きたい」「この人たちのために働きたい」「あなた方の熱い想い受け取りました!」みたいな仕事に俄然ワクワクするわけで、「何を」するかも大事だけど、割と「誰と」するかなんだよなぁということを、改めてこの本を読んで再認識した次第。


大学院時代から付き合っていた夫が就職した先が山梨だったというだけだけど、メインは山梨で、たまに東京に足を運んだり、好きなところに飛んで取材活動したりしつつ、プロジェクトごとに一緒に仕事をしたいと思える人たちと仕事をし、気が向いたら近所の山に登るという現在のライフスタイルは、結構新世代の生き方になってんじゃないかしら。

腑に落ちるところしかない一冊でした。

閲覧数:17回0件のコメント

最新記事

すべて表示

父親の入院やら、超体育会系吹奏楽部に所属する娘のマーチングの大会直前のコロナ発熱やらで、すーっかり遠い日のことのようにすら思える鹿児島での『教えて!HTLV-1のこと』シリーズ3冊の出版記念パーティー。でもよく考えてみればまだ10日程度しか経っていない。 このシリーズの編者であるNPO法人日本からHTLV-1ウイルスをなくす会「スマイルリボン」の菅付加代子さんとシリーズ1である『成人T細胞性白血

従兄といっても存在を知ったのは20歳も半ばを過ぎた頃だったので(祖父の前妻は病死してしまったため我が祖母は後妻で、前妻との間に息子、つまり伯父と従兄弟がいたことが判明)、幼少期から共に過ごした他の従兄たちとはちょっと違って、やはり心理的距離はあるのだけれども、その従兄が他界した。 瓦職人だった従兄は屋根から落ちて、頸椎を骨折し、ドクターヘリで運ばれた。数日は意識もはっきりしていたものの、あの世へと

bottom of page