うきはの宝という75歳以上のばあちゃんたちに仕事を通じてやりがいと収入を!を掲げる会社で経営者見習いをやることになるという不思議な経緯は、そもそもともっちさんの本を出版するというところから始まる。 脳性麻痺の友人であるともっちさんこと山下智子の家に遊びに行った際に「ライターなんだから私の本書いてよ」と言われて安請け合いしたことをきっかけに、出版塾TACに入るも、結局ここでは自分の本を商業出版したほうがよいというので、方向転換。医療介護崩壊というテーマをいただく。
これまで医療福祉ライターとして現場を取材してきたのだから、医療介護の危機的状況は言われるまでもなく日々実感している。今回改めて数字を追ってみたら、より一層やばいな、日本!を痛感。そんな折、75歳以上のばあちゃんたちがピンピン楽しそうに働いているうきはの宝が人材を募集しているのを発見。コロナ前に取材に行ったこともあり、つながっていたうきはの宝。しかも今、私隣町に住んでんじゃん!うきはの宝のビジネスモデルこそ、日本の未来を明るくする解の一つになりうるのでは?!と、なんだか回線がね、ビビビビーッとつながっちゃったわけですよ。
「今求めてるのは成果結果を出してきたビジネスマンであって、経営者になれる人。あなたじゃない」と面と向かって言われるも、変な情熱だけは伝わったようで、「描いているビジョンは同じだから、経営者見習いやりますか??」と。気が付けば、衝動のままに飛び込んでおりました…
たまに人生においてこんなふうに自分でもよくわからん人が出てくるんだよな…でも辻褄は合っているのよ、私の中では。
そんなわけで経営者見習いとして目まぐるしい毎日に突如巻き込まれた…というか自ら飛び込んでいったわけですが、もちろん忘れているわけではない。
ともっちさんとの約束。自立生活25周年記念にともっちさんの本を出版するという約束を。水面下でずっと動いていたわけですが、さて、娘のコンタクトをつくりに行った眼科の待合室。スマフォでメールチェックをしていたらば…ともっちさんが一番望んでいた出版社から、「企画が通ったので、出版へ進められます」のメール。
思わず目をうるうるさせていたら、やってきた娘に「何泣いてんの?」と怪訝な顔をされるも、「ともっちさんの本をともっちさんが望んでいた出版社から出すことができることになったんだよ!」と伝えると、「そりゃあ泣くわ!」
うん、そりゃあ、泣く。
まだスタートラインに立ったばかりですが、でもスタートラインに立てたことが本当に本当にありがたい。直接的にも間接的にも応援してくださった方々、ありがとうございます。これからも引き続き、応援よろしくお願いいたします。
ほんとうにホッとしました…
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