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執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

ぴんぴん生きてころりと死ぬ

更新日:5月24日

脳性麻痺の友人からの「私の本を出して」からの流れで、ひょんなことから入塾してしまった出版塾。


製薬メーカー勤務の同期とああだこうだやり取りしつつ、改訂版の企画書をなんとか〆切までに提出。企画書を読んだ同期から、「日本終わったな、という気分になった」とコメントが来る。うん、このまま順当にいけば、日本の医療介護は沈没しちゃうね、って話だからね。


既に公立病院の多くは赤字経営だし、医療崩壊起きる寸前、現場の医療・介護従事者たちの良心だけでギリギリ持ち堪えているような医療・介護現場なんぞザラにある。


「何かこの問題に対する解はあるの?」という問いかけをずっと考えていたのだけれど、選挙に行くくらいか?とか思っている最中に届いた「ばあちゃん新聞」。


福岡県はうきはにあるうきはの宝株式会社が発行する新聞なのだけれども、スタンフォードの教授が健康長寿の研究に来てしまうようなうきはの宝。

88歳のばあちゃんが元気に働いているような会社で、うきはのばあちゃんたちがこの会社のおかげで元気になっているのは間違いない。


この新聞を読んでなにやらしあわな気分になりながら、ハタと、ボリュームゾーンの団塊→団塊ジュニア世代がぴんぴんころりで死ぬ、ぴんぴん生きてころりと死んでくれれば、医療介護の問題は一気に吹き飛ぶのでは?とえらく楽観的な解に着地する。

父親がまさにビンゴで団塊世代、ジュニアの私という当事者としても、ぴんぴん生きてころりと死にたい。


そのためには、まずはいまにも大暴れするかもしれん子宮のチョコちゃんを摘出し、なんなら卵巣ちゃんも摘出せねばならんらしいことが判明した経過観察。

奇しくも同じ日に母親が転んで足を骨折する。マジか。


やっぱり、日本沈没を避けるためには、ぴんぴん生きてころりと死ぬ、だな。

そのために伝えられること、やれること、を。


でも、まずは、ちゃっちゃと治療。

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