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結婚出産マイホーム。

June 9, 2018

30歳を過ぎるくらいのときに、ある程度いろいろ見えてきたし、このあたりでしかできない人生経験と言ったら、子育てか?と院生時代から付き合っていた夫に「私と結婚するといかによいことがあるか」を単身寮に押しかけてプレゼンし、結婚へとこぎつけたらしいことは何度かここでも触れている通りだけれども、当の本人はまーったく記憶していない。

 

結婚式も挙げていないのだけれど、一応、公的紙切れを役所に届けた後、箱根へ一泊旅行したのは、思えば新婚旅行になるのか。前日深夜まで元ルームシェアしていた親友→当時ルームシェアしていた親友とはしごで散々飲んだくれ、箱根の山道ですーっかり車酔いしているところに、ディナー。

 

本当においしくいただいたものの、席から立ち上がって数歩歩いたところで赤いカーペットに……。皆様のご想像の通りでございますが、夫の「美智子様たちがいらしたところに…」というセリフは、プレゼンの事実を忘れても、多分永遠に忘れない。

おそらくこの瞬間に夫は今後の自分の運命を悟ったであろうと思われる。

 

ちなみに、プレゼンしたことは忘れているけれど、「専業主夫にする」という約束をしたことも忘れていない。約束は果たせないまま、早8年。でも忘れてない。

 

「結婚出産マイホーム」は、昭和の古き良き時代のある一定期間に有効だった物語かと思いきや、いまもまだこの物語は根強く生き続けていて、とりわけ、夫の勤務する会社は目下バブル? 感満載なので、「結婚出産マイホーム」は自然の流れ、王道だ。それはそれで、とてもしあわせなことなのでよしとして。親世代にとって王道だった「結婚出産マイホーム」は、いまの日本では誰もが手にできる幸運ではないし、ここにいると、貧困も日本がこれから急勾配の下り坂にあるということもちーっとも感じられないということにくらくらしてしまう。取材や大学院の授業で目の当たりにする平成の終わりの現実と、普段の生活の古き良き昭和感のギャップにくらくらしてしまう(ちなみに、わが家は「質素倹約」をモットーとする夫の下、バブル感は皆無。醤油の値段を見比べてますが、なにか?)

 

念の為、繰り返しておくと、「結婚出産マイホーム」を批判したいわけじゃない。ただ、大前提として、しあわせのカタチはもっと多様でいいとは思ってる。結婚も出産もマイホームももちろんしあわせと直結していてほしいけれど、それ以外のカタチのしあわせもいくらだってありうる。

 

さて、結婚出産マイホーム。両親ですら結婚も出産もしないだろうと諦めていた娘(=私)がいまや2児の母になっているのだから、人生は何が起こるかわからない。

わが家はおそらくマイホームは建てないだろうけれど、私が夫と専業主夫の約束を果たせるくらいに稼げるようになったら(いつの日だろう??)、ごちゃまぜ長屋をつくるとかはしたくなるかも。マイホームならぬ、じいちゃんもばあちゃんも赤ちゃんもなんらかの困難を抱えている人も外国籍の人も看取りが必要になっている人も、みんなで住むOur home。夫は、そこの管理人兼専業主夫♥
悪くないな~、これ(笑)

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