このところ、引越しの準備に仕事にとほぼほぼ放置状態だった弟くんと久々にラブラブすべく映画デート。と思いきや、「お母さんとデートだね」と言うと、「はぁ?デートって言わないし。デートってこういうのを言うわけではないんだよ!」と全力拒否(笑)歳小2にして、万年反抗期の弟くんが選んだのは、『ONE PIECE FILM RED』。 『ONE PIECE』自体は漫画も読むし、大好きだけれども、息子という存在がいなければ映画館で、大衆向けかつ子ども向けの映画を観るなんてことは決してなかっただろうから、娘も含め、子どもという存在がガリガリ広げてくる世界はいつもおもしろい。
というわけで、『ONE PIECE FILM RED』。ドラえもんしかり、クレヨンしんちゃんしかり。大衆向けかつ子ども向け映画って、大人が見てもうーんと考えさせられるくらいには哲学的で、なんだかんだよくできていて、おもしろいんだよなぁとベタに感動しつつ、ルフィーの一切の迷いなく、瞬時に真実だけを選び取れる、信じ切れる力…と、それをあっけらかんと公言できるあのスタンスは、心底うらやましい。
弟くんに「ルフィーはさ、どうして、迷わず、真実だけを選び取れるんだろう?人はさ、仲間を信じられなくなったりすることもあるじゃない?」と聞くと、「そんなの、作者に聞いてよ。作者に聞かなきゃわかんないよ」と言った後、「海賊王になりたいからでしょ!海賊王になりたい人が迷ってたら死ぬよ!」と返ってきて、あぁ、と思う。
「Tくんはさ、海賊王になりたい?」と聞くと、「なりたくないし、そもそも今は海賊の時代じゃないでしょ!みんなで地球を守っていこう!っていう時代なんだから」と返ってきて、君もまたいいね、と思う。
さぁて、来週はついに福岡へお引っ越し。
姉にとっては6年生夏休み明けの2度目の転校。どうなることやらですが、母は子どもの未来を全力でサポートすることくらい。
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