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執筆者の写真medicaproject 医療福祉ライター今村美

佇まい

数十年ぶりにボルダリングへ。

一人で切り盛りしている受付兼スタッフの、10代か20代かの若者の佇まいに、ひっそり感動する。


素っ気ないようでいて、でも愛情はちゃーんと伝わってくる距離感というのか。


わからないことはなんでも聞いてくださいっていうのも、淡々と

淡白なのに、気軽に聞けるように、でも近すぎず、さりげなくいてくれるその距離感。


ちゃーんと私たち親子が視線の片隅に入っていて、危なくないように見守ってくれていることも伝わってくる。


注意しなくてはならないことはきちんと言うけれど、嫌な感じはちっともしない。


すべてが、ちょうどいい。

ちょうどいい、は、むずかしいのになぁ。


その若さでどうやってそんな芸当を身に付けたの?と思うけれど、経験値なのか天性のものなのか。


どこにでもさりげなくすごいなぁという人は存在していて、こういう人を見つけるとなんだかうれしくなってしまう。


いいなぁ、わたしもこんな感じの佇まいの人でいたい。


久々のボルダリングはやっぱり楽しくて、頭ばっかり使ってないで、からだを動かすのも大事だなぁとしみじみ。



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