ゲラが届き、出版日が決まる。
タイトルはこれだと思うものが見つかったと思う。
私の本でありつつも、ともっちさんこと山下智子の本でもある。
むしろ、ともっちさんの本であり、私の本でもある。
今年初めに彼女に「私の本を書いて、出版して」と言われて、軽い気持ちで「いいよ!やる!おもしろそうだし」と応えなければ、この1年間のトライ&エラー、むしろエラー多めというか、ほとんどエラー!!はなかったと思う。
目についたものに深く考えもせずに飛び込む迂闊な人もいる一方で、むっちゃ慎重な人もいて、基本ひきこもり時々冒険家、って、極端すぎるやろ!な人が両方住んでいる。
なので、やる!と意気込んだ後に、「あ、迂闊な人のほうが先走りしすぎた」と高速冷却して、やっぱやめます!となることもあるけれど、ほんのちょっとでも飛び込まないことには知り得ないこと、できない経験というのもあるし、「あぁ、これはわたしに必要なことじゃない」もいちいち一度は飛び込んでみようとしたり飛び込んだりして、一つひとつ選択肢から消していく作業をしないことには納得できないのだから仕方がない。
効率も頭も悪いなぁと思うし、人に迷惑をかけてしまうこともあるから、最初からもっと思慮深く行動すればよいものを…と自分でも思うけれど、一歩…半歩進んでみたから気付けることというのがやっぱりあるんだよ。
近しい友人や家族からは「スナフキン」と言われるアラフィフ。
まさかアラフィフになっても「スナフキン」言われているとは思わなかったよ。
それにしても、普段ならしない冒険に飛び込んでは、イッテェ!んですが??と洞穴に帰ってくるみたいな一年だったな。
にもかかわらず
「いつも楽しそうに生きてるよね」
と言われることも少なからず。
「エェッ、結構生きているだけでキズだらけですけど??」
と返すと、「あぁ、それもわからんでもない。でもやりたくてやってるんでしょ」。
うん、きっとぜんぶ、わたしがやりたいからやったことだけだ。
その結果、たくさんのエラーとともに、文芸社×毎日新聞の作品コンテスト「十人十色大賞」で741作品中次点にあたる文芸社特別賞をいただくこともできたし、年明け2月には本が出る。
ともっちさんとの約束は果たすことができそうだし、果たせてない約束の中で、安楽死の取材を記事にする道は実現するまで模索し続ける。どこぞか媒体に記事書かせてください…
あとの約束は…果たせないかもしれないけれど…約束かどうかも定かではないけれど…というか忘れてるかもしれないけれど、ごめんなさい!
果たせたら果たす!
ラストスパート。
でも、本が出てから、が、はじまり。
来月からはブログも自分のための備忘録…心の中の吐露…?としてではなく、ちゃんと書こうと思う。
Comments