「そんなにピーピー泣いてばかりでさ、男の子は勇敢でないとダメなんだよ」。
とは、娘が息子に発したひと言。
確かに最近の息子はちょっとしたことでピーピーとわずらわしい。めんっどっくさ~とは母だって思っている。
が、この言葉は聞き捨てならない。 思わず、「なんで男の子は勇敢でないとダメなの?わかめちゃんが勇敢でもいいじゃん」と横やりを入れると、「はぁっ?わかめは女の子なんだから、優しい人になるんだよ」という。
思わず「はぁっ?男だろうが女だろうが勇敢なほうがいいし、優しいほうがいいんじゃないの」と勢いで言った後に、「いや、そもそも男だろうが女だろうが、勇敢な必要もなければ、優しい必要も別にないんじゃないの~?」と修正を入れる。
子育てをしていると、こういうステレオタイプが自分の中にもたくさんあることに改めて気が付くことは多い。自分の中にもあるけれど、子どもの口から出てくると、私のセンサーがぴきぴき反応する。
男だから女だから、男らしく女らしく、男は○○女は□□・・・。
あなたたちからこれらの言葉が出てきたときには、お母さんは聞き逃さない。
ことあるごとに、投げかけてやる。「WHY?」って、な。
大人げないけど、いいんだよ。これはお母さんにとってとっても大事なことだから~。
男だとか女だとか、そんなことに絡めとられない、本当に勇敢で本当に優しい人たちになってほしいからね。そして、なりたいからね、お母さんが、そんな人に。