• medicaproject 医療福祉ライター今村美

地域の認知症認定看護師が集まる。つながる。

山梨県は富士北麓から東京寄りの大月あたりまでのいわゆる「郡内」と呼ばれる地区の認知症認定看護師による勉強会「ふじやまの会」というのがある。 年3~4回、中核病院で働く認知症認定看護師が集まって、情報共有したり、事例検討したり、研修会をしたりしている。

私も立ち上げから関わっている認知症カフェ「ふじさん」(隔月第3土曜)に顔を出してくれた看護師さんからふじやまの会のことを耳にし、第10回となる集まりに参加させてもらった。

すると、以前にふじさんに顔を出してくれたことのある看護師の方々の顔がちらほら。

国は地域連携を声高に叫んでいるけれども、実際に地域の医療・介護機関、行政、民間が連携プレーでまわっている地域と絵に描いた餅になっている地域との地域格差はどんどん広がっているように思う。 地域連携というにはまだまだ地域の資源はつながれていないし、認知症へのほかの医療職の理解が進んでいるかというとそうでもないかもしれないけれど、この地域の認知症認定看護師が集まって、自分たちで情報共有し合って、つながりをつくって、「目に見える関係性」をつくりあげているということは、この地域の認知症ケアをよりよいほうへアップデートしていくきっかけになるはずだ。

認知症カフェももっと有効活用できたらよいという話題も。 隔月とはいえ毎回出るのは難しいから、認定看護師が担当制で参加するようにする、年間のテーマを決めてもっと参加したいと思えるような内容にする、CATV等の媒体も使って周知するなどのアイデアをいただく。 こうした会があったんだなぁということが嬉しいし、地域の看護師さんたちの顔が見えてきたことも嬉しい。 医療・介護機関、行政、民間が連携した認知症ケアで先を行く目黒区だって、認知症の家族会の発足からいまのかたちを築き上げるまでに20年近く。地道な一歩を重ねるのみ。

閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

もう小5になる娘が1歳半〜2歳頃、ひょんなことから老人ホームに住み込み取材することになった。 2歳下の妹が入院していた病院で同室になった人が老人ホームの経営者で、新しく有料老人ホームを開設するという。話を聞いていると、認知症があろうがなかろうが、出入り自由(※入居者や利用者が自由に出入りができる施設はそう多くはない)。図書室にギャラリー、カフェ、食堂があり、入居者や関係者でない地域住民も出入り自由

特養で働く知人と話していたら、「離職がハンパない。ひどいありさま」という。 彼女は小学生のこどもがふたりいるので、歩いても行ける距離ということで、その職場で看護師として働いているが、楽しくない職場に居続けるケア職はこれからますます減っていくだろう。 いまのケア職たちは、SNSでつながって、「あら、こんなところに素敵な職場が!」と情報を得て、全国どこでも自分に合いそうな職場を選ぶことができる。 藤沢

受けられる医療はどこに住んでいてもだれにとっても同じクオリティが担保されるべきだけれども、正直、命の沙汰は金だけでなく、残念ながら運次第と思えることは少なくない。 よい医者にめぐりあうも運。 命が助かるかも運。 こんな側面があるのは、残念ながら現実だ。 そもそも医療資源の単純な問題で、たとえば脳卒中を起こした時に迅速に医療機関にアクセスできる地域に住んでいるのか否かは大きいし、NICUのある地