最近というか昨年あたりから、伝記まんがにハマっている長女。 『スティーブ・ジョブズ』を読んでいるの見た時には、「現代っ子だな!てか、ジョブズもう伝記?でもまぁそりゃあそうか。ジョブズは伝記になるよな!」と、一人合点したものだけれど、『レーナ・マリア』とか『エリザベス・ブラックウェル』とか、ぶっちゃけ「誰だ、それは?」と初めて聞くような人物の伝記を読んでいることが多くて(私が知らんだけ??)、伝記まんがの世界が私が子どもだった頃より、はるかにニッチに射程範囲広く進化していることを知る。 ちなみに、 『レーナ・マリア』は、スウェーデン生まれのゴスペルシンガー。両腕がなく、左足も右足の半分の長さで生まれた彼女は、歌唱力だけでなく、水泳の才能にも恵まれ、ソウル・パラリンピックの水泳でも活躍。
『エリザベス・ブラックウェル』は、(「近代の科学的根拠に基づいた医学を勉強し、公的医師免許を取った女性として」)世界初の女性医師。 知らんがな! でも、確かに彼女たちの人生は伝記たりうる魅力にあふれていて、私もついついつられて一気読みしていること多々(-_-;)
昨日は『ゴッホ』を借りて読んでいた長女、予想通り「ゴッホが自分で耳を切り落とした」ことに衝撃を受けている。 「なんでゴッホは自分で自分に銃を打ったの?」と聞かれたけれど、うまく答えられなかった。 「いのちはたいせつに」とか「じぶんをたいせつに」なんてことは、そりゃあ当然っちゃ当然なんだけど、ゴッホの切実さを前に、耳を切り落とさないことも自分に銃を向けないことも、そんな正論はなんだか的を外しすぎている気がする。 その「気がする」を子どもに伝えるのは難しい。 でも、こちらの質問になら、お母さんも自信を持って答えられます。 「伝記をたくさん読んだら、『伝記をたくさん読んだ人 ワカメ(※長女の愛称)』って、伝記になる?」 「伝記をたくさん読んだくらいでは、伝記にはなりません!」(笑)