• medicaproject 医療福祉ライター今村美

医師と患者と栄養。

先日の4月からの大学院の顔合わせで、同じく同期となる管理栄養士と話していたら、呼吸器疾患のある方が栄養を取ることの難しさを日々の臨床から感じていて(呼吸が困難な中、食べるということは並大抵のことではなく、患者さんからの「苦しい」「辛い」という訴えが他の疾患と比べても非常に多いのだそうだ)研究テーマとしたいが、呼吸器専門でこのテーマに関心のある医師が少ないという。 「医師は6年間で栄養に関して学ぶ時間がない。栄養に関する知識と理解のある医師が少ない」というそもそも論も。。。

「医学部に栄養科があるところがない」というので調べてみたら・・・徳島大学の医学部に医科栄養学科というのを発見!あった!でもHPによれば、どうやら国立の医学部では唯一らしい。 ついでに、こんなのも発見。 「一般社団法人日本病態栄養学会」 http://www.eiyou.or.jp/about/ 栄養サイドから見たときの病態への知識不足、医療サイドから見たときの栄養への知識不足から病態栄養学の重要性を訴えるべく発足した会も当初の会員200名から、7,896名(うち医師1,724名)と発展している模様。 今回の診療・介護報酬のW改定でも、注目度の高さが伺えた栄養。 糖尿病等を挙げるまでもなく、栄養と密接な病気は少なくないし、患者の生活の質を考える上では欠かせない、大切な要素だ。人生の最終章と栄養の関係も密接。 そんなことを考えていたら、管理栄養士さんへの取材の仕事依頼があって、タイムリーさにびっくり~。旬なテーマだけに楽しみだ! それにしても、医療福祉ジャーナリズム学の院生たちは、ジャーナリストというよりも現場の人たちがとても多くて、同期と話しているだけでもかなり刺激的。呼吸器専門の先生、どなたか栄養に関心があって協力してくださる方、いらっしゃいませんか~(笑)??

1回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

どこにだって行ける。

特養で働く知人と話していたら、「離職がハンパない。ひどいありさま」という。 彼女は小学生のこどもがふたりいるので、歩いても行ける距離ということで、その職場で看護師として働いているが、楽しくない職場に居続けるケア職はこれからますます減っていくだろう。 いまのケア職たちは、SNSでつながって、「あら、こんなところに素敵な職場が!」と情報を得て、全国どこでも自分に合いそうな職場を選ぶことができる。 藤沢

命の沙汰は運次第?!

受けられる医療はどこに住んでいてもだれにとっても同じクオリティが担保されるべきだけれども、正直、命の沙汰は金だけでなく、残念ながら運次第と思えることは少なくない。 よい医者にめぐりあうも運。 命が助かるかも運。 こんな側面があるのは、残念ながら現実だ。 そもそも医療資源の単純な問題で、たとえば脳卒中を起こした時に迅速に医療機関にアクセスできる地域に住んでいるのか否かは大きいし、NICUのある地

富士北麓のキャンサーズナイト。

昨日の富士北麓緩和ケア研究会は、ご自身がん体験者で、政策提言にもガンガン関わっていらっしゃる山梨を代表する、否、日本を代表するがん患者活動家のお一人・若尾直子さんをお迎えしての公開勉強会。さすが、山梨県のがん医療のことがよくわかる! 若尾さんのお話からは、自身にとって最適な医療を受けるためには、受け身の姿勢ではなく、自身の抱えるの不安や悩み、やりたいこと、やってほしいことを整理して、言葉で伝える努