• medicaproject 医療福祉ライター今村美

自分の家族のしあわせのことだけ考えていたら、世界平和につながる。

4月から通う大学院の修士論文の主な研究対象でもあり、目下一番の関心ともいえる藤沢にある『ぐるんとびー』。 団地の一角に小規模多機能ホームを構え、そこをツールに、ケアが必要な高齢者のケアなんてところにとどまらず、団地づくり、地域づくりを行っているのがぐるんとびーだ。 代表の菅原健介さんの「介護だけをやっているわけではない。ぐるんとびーはあくまでツール」という言葉もさることながら、「自分たちのことしか考えていないんですよ。自分の家族が幸せならそれでいい。でも自分の家族が幸せであるためには、ご近所さんも幸せでないといけないし、地域の人も幸せでないといけないし、日本社会が幸せでないといけないし、結局のところ世界が平和でないと自分たちも幸せでないということになる。だから、最終ゴールは世界平和」という理屈には大いに共感する。

なんだかエラそうに福祉だー、介護だー、医療だー、なんてやっているけれども、私自身、本当にジコチューな人間だ(人間は皆自己中なんていうそもそも論はさておき、その中でもやはりジコチュー度かなり高めという自己認識あり)。でも自分が快適に暮らすためには、家族がにこにこしていたほうがいいし、家族が暮らすコミュニティが快適であったほうがいいし、家族が暮らす社会が、世界が快適であったほうがいい。だから世界は平和であってほしい。ジコチューが極まると、ここに至る。 菅原さんの最終ゴールはデカイ。だからこそ、ワクワクするし、協力者が続々と現れるんだろう(人柄も大きいけれど)。菅原さんの、ぐるんとびーの挑戦を記録し、文章にして伝えていくこと。いつかは一冊の本にすること。目下の野望。

4回の閲覧0件のコメント

最新記事

すべて表示

どこにだって行ける。

特養で働く知人と話していたら、「離職がハンパない。ひどいありさま」という。 彼女は小学生のこどもがふたりいるので、歩いても行ける距離ということで、その職場で看護師として働いているが、楽しくない職場に居続けるケア職はこれからますます減っていくだろう。 いまのケア職たちは、SNSでつながって、「あら、こんなところに素敵な職場が!」と情報を得て、全国どこでも自分に合いそうな職場を選ぶことができる。 藤沢

命の沙汰は運次第?!

受けられる医療はどこに住んでいてもだれにとっても同じクオリティが担保されるべきだけれども、正直、命の沙汰は金だけでなく、残念ながら運次第と思えることは少なくない。 よい医者にめぐりあうも運。 命が助かるかも運。 こんな側面があるのは、残念ながら現実だ。 そもそも医療資源の単純な問題で、たとえば脳卒中を起こした時に迅速に医療機関にアクセスできる地域に住んでいるのか否かは大きいし、NICUのある地

富士北麓のキャンサーズナイト。

昨日の富士北麓緩和ケア研究会は、ご自身がん体験者で、政策提言にもガンガン関わっていらっしゃる山梨を代表する、否、日本を代表するがん患者活動家のお一人・若尾直子さんをお迎えしての公開勉強会。さすが、山梨県のがん医療のことがよくわかる! 若尾さんのお話からは、自身にとって最適な医療を受けるためには、受け身の姿勢ではなく、自身の抱えるの不安や悩み、やりたいこと、やってほしいことを整理して、言葉で伝える努