「うちの娘がね、跳び箱が飛べなくて。クラスで毎日一人ひとりと飛べるようになっていって、あと飛べないのが2人とかになっても、『今日は○○君、飛べたんだよ!』と喜んでるんだよね」 という友人の話から盛り上がった現代の子どもたち談義。 このエピソード、わが娘にも思い当たるふし多々。プールで顔もつけられなかった娘は潜って(ゴーグル使えば)目が開けられるようになったり、ビート板でバタバタできるレベルになんとか達しているようなのだけれど、よく一緒にプールへ行く一つ年下の仲良しさんは25mをスイスイ泳いでいる。が、娘、さして気にする様子もなく「○○ちゃんね、25m泳げるんだよ!すごいよね!」と報告してくる。 そんな話をしていたらば、 「いまの子どもたちって、個人差はもちろんあるだろうけど、競争心があまりなくて、○○ちゃんは△△が上手で△△くんは□□が上手みたいな感じで、自分とほかの子をあまり比較しないで、素直に喜べる子たちが多いんだって。クラスの担任の先生がそれがいまの子どもたちの特徴で、いまの6年生の子たちよりもいまの1年生の子たちほうがその傾向が強いと言ってたよ」 と聞いて、大いに納得。
負けず嫌いな部分はあるんだけれど、それは他人との比較というより、自分の目標値との差異で生まれている感じがする。 なにやらスピリチュアルな話に聞こえてしまうかもしれないけれど、子どもたちを見ていると、魂がいまの大人(世代)より高次元なところから始まっている印象があったから、友人の話はすーっと心に入ってきた。 いま時代は不穏な流れも含めて、大きく変わろうとする過渡期?変革期?にあるような気がしているのだけれど、新しい時代の子どもたちは、新しい時代のマインドセットを持って生まれてくるのだなぁ。医療福祉分野から見る未来の日本は、ネガティブ要素満載だけれど、未来は、たぶん、暗いばっかりでもない。