ぐるんとびーでは毎日のように見学やら取材やらの訪問者がいらして、いかに注目されているかをひしと実感したわけだけれども(←みな目の付けどころは一緒~)、最後の最後でお会いしたのが作業療法士で京滋摂食・嚥下を考える会の世話人で医療・介護(ケア)・教育からつながる「楽」を考える会代表(そのほかにもおもしろげな肩書多数ですが以下省略、笑)の山下和典氏。
山梨の自宅へ帰る支度もすんでいざ帰ろうという時に、ぐるんとびーに遊びにいらした山下さんと出くわし、ちゃっかりいただいたのが京滋摂食・嚥下を考える会が京都の菓子メーカーと開発した「やわらか羊羹」。
舌でつぶせて、やわらかい。飲み込みしづらくなった方でもおいしく食べられる羊羹。実際食べてみると、ふしぎな口どけ。口の中ですーっととける。それから、これとっても大事なことだと思うのだけれど、見た目もふつうに羊羹だし、味もおいしい!さすが京都な上品なお味❤
HPを見たら、やわらか羊羹のほかにも、水羊羹、さくら餅、合わせ餅、わらびもち、みたらし団子などのラインナップがあって、どれも食べてみたかったものの、ひとまず取材の際の手土産用にやわらか羊羹を注文。ちなみに、どのお菓子もすべて嚥下調整食に入っているそう。
https://www.minoyo-food.co.jp/engesyoku 山下さんは食べることだけでなく、出すこと(排泄)にかかわる活動にも精力的だけれど、これも本当に大事な視点だと思う。食べることと出すことはセットで、両方生きることの質と密接だ。
「わくわくしたいだけなんですよ」と山下さんはおっしゃっていたけれど、医療や介護の世界って、課題も山積み、明るくない未来ならいくらだって描けるけれど、こういう人たちがいるから本当におもしろい。こちらも「わくわく」したくなって、取材したい人も場所もどんどんどんどん増えていく。あー、困った!