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朝からキュンキュンしたお話

執筆者の写真: medicaproject 医療福祉ライター今村美medicaproject 医療福祉ライター今村美

更新日:1月30日


私には重度障害のあるバギーっ子(電動車椅子ユーザー)の小学生の友人がいる。

控えめに言って、笑顔がむっさかわいい男の子だ。


ある日事件は起きた。

お迎えに行った彼の母親は小学校の下駄箱で、ぷんぷん怒っているクラスメイトの女子3人に囲まれた。 「あのさ。ぜんぜん黒板係の仕事やってないんだけど。」


母親だってうっかりしていた。できなくってもまぁ仕方がないだろう、と。

でも女の子たちは「できないとか、ないから」と言うてきたのだ。


黒板にはどう考えたって手が届かないのに、だからってできないってことにはならない。

障害があるとかないとかで特別視しない、ちゃんと黒板係やってよね!という、そのフラットさにしびれる。


別の日の帰り道には、一緒に帰っていたお友だちに、茶色やグレーの煉瓦が敷き詰められた道のグレーのとこしか踏んじゃダメゲームをしようと誘われたという。


えぇっと、4輪の電動車椅子ですが??


結論、ガッタンガッタンしながら大爆笑の帰り道になったとさ。


なんだよ、その柔軟さは!

いちいちハッとさせられてる、こちとら大人の不甲斐なさよ。


あーあーあー、むっさくやしいし、かっけぇなぁ、子どもたちは。






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