5年間も大学院時代を過ごしたにも関わらず、大した母校愛もない大学の祝辞が是枝監督で。
大学時代に『ワンダフルライフ』を観たときの衝撃は今も記憶に新しい。
母校の入学式の祝辞なんて毎年気にすることもなく過ぎていくのだけれど、今年は是枝監督なんだなぁと友人がシェアしているのを観て、読んでみたら。
まさか卒業(というか、博士課程中途退学)から20年近くも経って、母校の祝辞にこんなに励まされることになるとは。
恵まれた大人側にいるようでいて、周りにある不平等に、理不尽に、憤って。
うまくスルーして、恵まれた大人側にはいけない不器用さは、健在で。
いまも誰かの不幸や不平等に加担する代わりに、一緒に哀しんで怒ってしまうのは、「利口でない」大人の所業なんだろうけれど、でもやっぱり、そのために「学んで」きたのだと思うから。
少なくとも是枝監督の「敵」にはならない生き方ができているのだと、自信を持って言うことはできそうだから、よしとするか(笑)
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