初救急車体験からなにを学ぶ🚑?
- medicaproject 医療福祉ライター今村美
- 3月17日
- 読了時間: 4分

「サッカー??作家?いや、サッカーか。エェッ、あのサッカー???」
と、びっくらこいた。
自宅警備員まっしぐら。ゲームとYouTubeをこよなく愛す小学3年生。
その息子が言い出したのである。
「サッカーやりたい」と。
なにかの聞き間違いかと、聞き返してしまうくらい心底驚いた。
まさか息子が運動系の習い事、ましてやサッカーなんて王道中の王道であるスポーツをやりたいなんて言い出すとは。
夫も私も運動神経はからっきし。ちょっとお勉強はできたけれど…の典型的タイプだ。
スポーツとはとんとご縁がない。スポ根的要素も皆無。
すぐに辞めるのではと思いきや、小学4年生が終わるとするいま、サッカーを辞めたいなんて空気感は皆無。むしろ楽しんでいる。
監督に「試合に出さないと、目の前にやってきて、’試合に出せ’と言ってくるんですよ」と言われて、さらにびっくらこいた。
自分から、試合出たいなんて、そんな大それたこと言うんや!
さて、息子が所属するサッカークラブの卒部式。
「親子サッカーあるので、親も参加です」と聞いて、当初は正直仕事を理由に夜の食事会も含めて欠席をしようとしていたし、実際に欠席にまるをつけた。食事会みたいなところにはとにかく行きたがらず、不機嫌からぼーりょく振るってくる息子がめんどくさいのもある。
けれども、大船渡の山林火災があり、現地に赴くにあたって、サッカークラブにも支援金を募ったところ、たくさんの人が協力してくれたのだ。
びっくらこいたし、本当に本当にうれしかった。
わが家だけ不参加とか感じの悪いことしてる場合じゃなかろう…と、参加をすることに。
結論から言えば、親対子どもで行う親子サッカーは、「川合さん、位置が違う」とゴールキーパーだった監督からはすぐさま指導が入るくらいには、まーったくの役立たず。
だけれど、親も本気の親子サッカーは観ている分には最高に楽しかったし、実際出ても楽しかった。
続く卒部式は、卒部する6年生キャプテンの涙ながらの監督へのお手紙はじめ、これは涙腺緩まる!
これ、自分の子どもが卒部するときにはどーなるんだ?!
内心ちょっとなめてたけど、うっかり感動、子どもたちみんな愛しすぎるやろー!!な卒部式だった。
その後、夜の食事会。
いざ、参加してみたら、食事会も楽しくて、あんなに「話し相手がいない」と嫌がっていた息子もめちゃくちゃ楽しんでいる。
実は一度だけチームの監督たちが選ぶMVPをもらった息子。どう考えても他にMVPがいたよねと納得いっていなかった母。
でも食事会で来年度からはコーチに就任する現会長さんから、「とわはものすごい勢いで成長していて、あのMVPは満場一致だった。とわの側からは一点も点取られてなかったんですよ。これからもっと伸びると思う!」と声をかけていただいた矢先。
食事会を終えて、いざ帰ろうと思った矢先、目の前にチカチカ星。これはまずいと近くの椅子に座ったまま、意識が飛び、気が付けば救急車を呼ぶ事態に…
いや、そんなに飲んでないし、きっと大丈夫なんだが…と思った意識はあるのだが…そのまま救急車で病院に...
病院に到着すると、それまでは血圧下がって顔面蒼白だったらしいところに、全身に湿疹と腫れが出て、アナフィラキシー症状と診断。
24時間以内に再度出るアナフィラキシーはハイリスクというので、ひと晩入院となりました💦
なんと近くの公立病院は医師不足もあってアレルギー科がない。翌日には無事退院しましたが、後日きちんと負荷検査ができる大きな病院へ行ってアレルギー検査を受けたほうがよいとのこと。おそらくエビだろうと思われますが、これから先の人生でエビが食べられなくなったら悲しすぎる😭
それにしても…親子サッカーも卒部式も食事会も本当に楽しくて、こころから参加できてよかったなぁ、と思ったのに!
息子も会長さんの言葉ではないけれど、立花FCに入って本当に驚くほど変わってきて、むちゃくちゃ感謝をしておるのに!
さらには、大船渡の支援金にご協力たくさんいただいて、なんて立花FCの人たちってあたたかいんだろうと、感謝しかないのに!
なにやってんの、わたし!!!と全方位からツッコミましたよ、えぇ。
こんなにたくさんの借りができてしまって、返し方がわからない😂
穴があったら世界の裏側まで掘って入りたいし、地球以外に帰れる星があるなら帰りたい。
でも立花FCに入れて本当によかったなぁと心底噛み締めた病院のベッドの上。
迷惑たくさんかけたにも関わらず、やっぱり食事会に行かなければよかったとはつゆとも思わず。
むしろ、これまでココロの中に勝手にあった壁がスッと消えていった気すら。
改めて、地元立花、八女のためにできること、すぐ身近にいる人たちと彼らのためにできることをやりたいと、こころから思えた初救急車体験。
頼れる、頼っていいをこんなカタチで体験しなくてはならんくらい、頑ななわたしの中のココロの壁が、またひとつ消えました。
さぁて、ひとつずつ、頑なな人を手放していくとしますか!
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