『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』のABDレポート
- medicaproject 医療福祉ライター今村美
- 4月8日
- 読了時間: 2分
更新日:4月9日

ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も楽しめる、新しい読書法。
1冊の本を分担して読み、要約し、発表・共有し、対話することで、短時間で深く本の内容を理解できるのが特徴です。
今回のABDの課題本は、『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』。
2月に出版した拙著『「不」自由でなにがわるい』と重なる課題感が多く、あまりの「ビンゴ度」に、思わず前のめりで語りすぎてしまいました(笑)。
対話から生まれた、参加者の声
「依存先(相談先?)がたくさんあることは大事。でも、そこにつながる力も必要だと感じた。“困ってる”って言っていい。」(きゃまさん)
「互いが混ざり合うことは必要。でも、知り合う場が日常にないのが現状。」(ひよこさん)
一人で読むだけでは得られない、他者の視点や実感に触れることで、深い気づきが生まれるのがABDの魅力です。
印象に残ったキーワードたち
重度障害があっても自立生活はできる。
自立とは、たくさんの“依存先”を持つこと=つながりをつくること。
孤立を防ぐには、「つながる力」や「場」が必要。
ダイアローグの場に踏み出す“半歩”が、実は一番むずかしい。
だからこそ、その半歩を後押しできる「場」や「導線」をつくることが、これからの社会には求められるのかもしれません。
今回のABDは、合同会社 対話のNUKADOKOによる全5回シリーズの第1回目。
頭の中の“ごちゃごちゃ”をそのまま出しても、安心して受け止めてもらえる対話の場がここにはありました。
よい読書、よい対話。
じっくりと試行できる心地よい時間でした。
第2回以降も参加可能です。詳細はこちら
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