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「しいといて」だけでわかるかよ

  • 執筆者の写真: medicaproject 医療福祉ライター今村美
    medicaproject 医療福祉ライター今村美
  • 2024年12月30日
  • 読了時間: 2分



母に「しいといて」と言われて、返事をせずにいたら、「聞きよっと?返事くらいせんね!」と叱られるところから始まる30日の朝。


2024年もあと2日。


年の暮れの最後の最後まで、アラフィフになってもまだ母に叱られていようとは🤣


返事をしようにも、もっと続けてほかの情報が出てくると思うよね? 待っていただけなんですが? と思うものの、口答えをすると何倍にもなって返ってきて面倒極まりないので、「で、なにをしたらよいの?」と返す。


すると、「ほら、あれ、あれを敷いてち言いよるったい」と結局よくわからない。


結論から言えば、求められている行動は、「1階に準備してある、餅を並べる用の木箱にクッキングシートを敷く」なのだが、確かに30日といえば、年中行事の餅つきの日である。


が、餅つきの日であるという情報のみで、2階のキッチンの前で「しいといて」と言われて、その解に至るのは、無理難題というものだろう。





母との会話の大半はこの調子なので、半分は察してすぐに動けたとしても、半分は返事すらしそびれて叱られる羽目に陥る。


「ばあばはさ、指示語だけなんだよね。主語がないからわけわからんのに、一人で怒ってる。わけわからん」という娘と、「指示語がなにかがよく理解できてよかったよね」と、二人でしれしれ笑う。


というわけで、暮れの暮れまで母に叱られ、餅つきの人手が十分あることをよいことに、食べる番が来たら顔を出し、今日中に仕上げなくてはならん原稿に向かえている今日は、なんだかゆたかでありがたいなぁと思う。




かつては、いちいちどこまでも手動でしたが、かなり自動化されて、年老いた両親や伯父伯母たちにもやさしい仕様の餅つきに。


やっぱり炊き立ての餅米でつくるおにぎりとつき立てお餅はおいしいよね。

 
 
 

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